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眠れないから僕の夢について語ろう

自閉症 障害者 差別 医学 遺伝子解析学

ぼくとほんとうに仲が良い人のなかには
将来自分が医学部を再受験したいということを
きいたことがある人がいるだろう

そうすると限って
「何科になるの?」
と聞かれるのでいつも
「精神科」と答えてきていたと思う

ただこれまで漠然と精神科と答えていた自分の深淵にどこかここでないといけない何かを感じてでた言葉だったことを相手はどこまで理解していたのかしらん

かれこれ歳をとった
学力的なこともそうだが経済面結婚したいのであれば身体的なこと他にも色々考えるようになった

結論がある
「ぼくは決して精神科の臨床医になりたいわけではないのだ」
ぼくには解決しないといけない問題がある
いまではそれが何なのか少しずつわかってきたこれが自分の「精神科」と答えた深淵と繋がっていることも
だがそれと同時にいま何もすることのできない自分と対峙するようになった
それはときの流れに焦ることだ図らずとも刻一刻と全ては何かに向かって進んでいる

4月1日からその夢への階段をひとつずつ上がっていこうと思う
登る間にひとつ良い方向に転機が起きるだろうおそらく10年に差し掛かるころだ決して仲間はひとりじゃない
ぼくもその頃には3段目の階段に足をかけていてほしいそしたら上出来である
幸いぼくよりも賢い人間がごまんといる僕の夢は核心的ではあると自負しているが物理的ではなく科学で分類されるところの生物学とくに遺伝子情報学になるあまり学問的に高度であるとはいえない倫理的な問題が孕むこともわかっている慶應義塾大学SFCの教授がメディアを賑わせたのも記憶に新しい
そこには不確実性が憑き物でやや即効性で示される要素が物理面、とくに外科的な面と比べれば圧倒的に劣っていてこれはある意味致命的といえる
どうか想像を越える叡智をこんな反社会的で自立性の乏しいぼくに貸していただけはしないだろうか

ぼくは圧倒的にばかなのだ

必ずたくさんの人が救われるそんな未来を信じて

たまにふと考えることがある
20世紀前に近眼がいたらどうなったのだろう
「狭くて暗い洞窟に隔離されてただ死を待っていたのだろうか」
いまは眼鏡がある




だめだ寝れないからもう少し語っていいかな
今の精神医学はアメリカの診断基準に日本も準拠しているんだけど
その最新の分類では自閉症という障害は自閉症スペクトラムの一部といわれているんだ
スペクトラムとは言葉のとおり光の波長のように自閉症の障害特性も一続きの程度の問題として捉えられているということなんだけど
奥山の助平はその自閉症スペクトラム障害(通称ASD)と診断されていて加えて注意欠陥多動性障害(ADHD)も併発するといわれているでもこの注意欠陥多動性障害はぜんぜん大したことではなくてなぜなら自閉症スペクトラム障害注意欠陥多動性障害様の症状を少なからず示すし注意欠陥多動性障害前頭葉の機能が大多数と比べて劣るっていうだけだから致命的なものではないよ
奥山の助平は自閉症スペクトラム障害の程度の中でも中度の位置に属するといわれているんだ言い換えれば軽度でもなければ重度でもないよしかしこの自閉症スペクトラム障害の軽重は知的発達と直接関係しているわけではないのは誤解してる人も多いから覚えていて欲しいなたとえば自閉症スペクトラム障害が重度と診断されても重度の精神遅滞を伴っているとは限らないんだ
自閉症スペクトラム障害の症状は大きく「社会性行動の制限」「想像力思考の障害」「言語発言の遅れ」の3つがみられるかで診断されていてなかでも「言語発達の遅れ」を伴わないものをアスペルガー症候群としてひと昔は分けて呼んでいたんだいまはこれを分類上廃止したけどね
奥山の助平は「言語発達の遅れ」も伴うので典型的な自閉症と診断上は分類されてるいずれにしても自閉症スペクトラム障害の症状として示される3つ特徴は自閉症スペクトラム障害と同様に個々に質的なものだから実際に奥山の助平と交流したことがあるものにとっては診断に不思議を感じるのもあるかもしれないねこれは半分ぼくの願望だけど
だけど自分に限っていえばぼくのコミュニケーションや発言は膨大なパターンの蓄積を表現してるだけであって得た情報に対する最適解を反射的に(そう反射的という言葉が相応しい)表出しただけのものなんだだからそこには自分の意思とか相手への配慮が欠けちゃってるんだよね外部から情報を得る器官にも何らかの障害を持ってるとも思うただぼくをはじめ自閉症スペクトラム障害者は感情がないわけでは決してなくてぼくは人を愛することもあれば共感も悩みも受容もするよおそらく症状の原因は感情や思考を自分の口を用いて音で表現する過程に脳の欠陥があるからなんだろうね
自慢でも何でもないけど自閉症スペクトラム障害の軽重と精神遅滞の軽重が関連していないように言葉がでないだけで場合によっては高度の思考力が脳内で働いている自閉症スペクトラム障害者だっているんだただし言葉で表現できなければそれだけ適当な機会に見舞われる回数も少ないから本人の能力に比べて社会性も制限されてしまうことも多いだろうねゆえに自閉症スペクトラム障害の3つの症状は言語発達の遅れに伴って起こる社会性の制限と捉えることもできるんじゃないかな強引だろうか
また自閉症スペクトラム障害は他者理解も乏しいよこれに関しては当事者であるからこそ何故想像力に障害があるのかわからないよ
ここまでをまとめると自閉症スペクトラム障害は臨床的知見に依る部分が多いといえるけど当事者会などに参加すると明らかに障害とそれを言うかは別として異端であることは間違いない人が多いね加えてスペクトラムと称されているように質的なものであることは確からしいけど障害者とそうでない者の境界までも一続きであるかは疑問だねたとえばホモサピエンスとニジイロクワガタは別の生物であるという確信のようなものこれもチンパンジー哺乳類コウモリ鳥類ペンギン魚類オオサンショウウオ両生類イモリ爬虫類ムカデ昆虫ニジイロクワガタのように考えれば考えるほどどつぼにはまってくようでわからない問題だな
ただ特に染色体や遺伝子コードのようなものにどのようにして形付けられているのかというのが素人では読んでもわからないことが多かったけど自閉症スペクトラム障害者に特有のいくつかの共通点があるということが東大の研究論文で発表されてたね
さいごにこういった究明を進めることと同時に当事者会では頭の形に特徴があるって人も多かったつまり外科手術とかの面で研究が進んで整形とかそういうことにも期待したいね
当然社会サポート福祉サポート薬学面認知面それから当事者の努力これも忘れてはならないけどさ